■佐賀県知事選、安倍自民党支援候補敗退
農協擁立の山口氏当選!
1月11日に投開票された佐賀県知事選で、地元農協推薦の山口祥義氏(49)が安倍自民党に支援された前武雄市長の樋渡啓祐氏(45)に4万票もの大差をつけて当選した。
自民党は菅官房長官や谷垣幹事長、公明党の太田国交相などの閣僚を次々に応援に投入したが、民意を無視し、政府の勝手な都合で樋渡候補を一方的に押しつけたやり方に対する有権者の怒りが爆発したとみられている。
昨年7月の滋賀、11月の沖縄に続いてこれで自民党は知事選に3連敗となった。
■女性7000人が国会包囲
抗議する真っ赤な人間の鎖
1月17日、「女の平和」国会ヒューマンチェーンが行なわれ、赤いコート、帽子、マフラーなどを身につけた7000人以上の女性たちが国会を包囲し、集団的自衛権の行使容認など安倍政権の戦争へ向かう政策に抗議の意志を示した。
赤い物を身につけたのは1970年にアイスランドで起ち上がった「レッド・ストッキング」運動をモデルにしている。子連れのお母さんや一部男性も含む7000の「赤い集団」は横に手をつなぎ、国会を二重三重に包囲して平和を訴えた。
■鹿児島 川内原発再稼働反対全国集会
3000人が市内をパレード
全国の原発が全て止まり、1基も動いていない中、原子力規制委員会の審査に合格し再稼働の危険性が高まっているのが九州電力の川内原発(薩摩川内市)だ。
1月25日、鹿児島市の天文館公園で川内原発の再稼働反対を訴える「ストップ川内原発再稼働!全国集会」が開かれ、約3000人が参加した。
会場には全国各地で原発反対の声をあげている団体や個人が集まり、再稼働反対を訴えた。福島県大熊町から同県会津若松市に避難中の木幡ますみさんは「私たちは帰ることができなくなった。川内原発を再稼働させてはいけない」と訴えた。東京から来た「再稼働阻止全国ネットワーク」共同代表の柳田真さんは「川内を止めることは全国の原発を止めること」と訴えた。集会のあと市街地をパレードし「みんなの力で再稼働を止めよう!」と訴えた。