2・22「国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」 山城博治さん不当逮捕に市民が猛抗議

沖縄県民集会キャンプ・シュワブゲート前

2・22国の横暴・工事強行に抗議する沖縄県民集会


【加藤宣子レポート】 2月22日、キャンプ・シュワブゲート前で「止めよう辺野古新基地建設実行委員会」が、「国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」が開かれた。昨年の知事選、衆院選で辺野古反対の民意が示されたにも関わらず、大型コンクリートブロックの投入など建設に向けた作業を進める安倍政権に多くの県民が抗議の声を上げた。

2・22「国の横暴・工事強行に抗議する県民集会」 昨年12月に翁長知事が就任してから初の集会。2月16日、翁長知事が前知事の埋め立て承認の取り消し、撤回を検討し、防衛局に設置作業の停止と既に設置したブロックを移勅しないよう指示したあと、県民があらためて集結し抗議の声を上げた。

 稲嶺進名護市長は連帯検捗で「銃剣とブルドーザーで歴史を作られた沖縄が、自らの手で米軍基地を造ることは許されるのか」と問いかけ、再度のオール沖縄の結集を呼びかけた。県内各地から島ぐるみ会議が用意した11台のパスや草で駆けつけた市民でいっぱいになった。主催者発表5000人の参加。

 この日午前9時すぎに、シュワプの警備員が「提供区域内に入った」としてゲート前で抗議行動をしていた山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)と男性1人を拘束、基地内に連行した。午後2時頃、名護警察署に連行されているのを確認。県民集会終了後、参加者らが名護署者の前には約500人が駆け付け、「仲間を返せ」などとシュプレヒコールを上げた。

出迎えの市民に笑顔をみせる山城博治さん

出迎えの市民に笑顔をみせる山城博治さん

 23日午前になっても2人は解放されず、午後になって名護署から身柄を那覇地検に送致されていた。名護署前では23日午前から、即時釈放を求める市民らが集まり抗議集会を開き、「直ちに釈放せよ」「県警による弾圧を許さない」と抗議の声を上げていた。
 那覇地検は23日午後7時半過ぎに山城博治さん、8時にもう1人の男性を釈放した。

 釈放された山城さんは、いっしょに逮捕された1人を気遣い、「不当逮捕だ」「自分が逮捕された後で、ゲート前テントが強制撤去されたりしていないかが心配だった」「みんなの声援が聞こえていた」と話した。

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■辺野古集会狙い撃ち? 米軍、後方からつかみかかる(沖縄タイムス2月23日)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=104268

沖縄平和運動センターの山城博治議長の足をつかみ、引きはがすシュワブ警備員ら

沖縄平和運動センターの山城博治議長(右)の足をつかみ、引きはがすシュワブ警備員ら

 【名護】「仲間を返せ」。新基地建設に反対を訴えて22日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前に集まった多くの県民が、怒りに震えた。県民集会の開会を前に“狙い撃ち”のごとく米軍に拘束、その後県警に逮捕された沖縄平和運動センターの山城博治議長と男性1人の解放を求め、人々は「不当な弾圧だ」と声を振り絞り、拳を突き上げた。集会では、基地建設に向け急ピッチで進む海上作業に「やりたい放題にはさせない」「基地建設は許さないぞ」と阻止を誓い、団結を強めた。

 集会開始前の午前9時5分、米軍キャンプ・シュワブゲート前で反対運動を引っ張ってきた山城議長に、米軍側の警備員が突如、襲いかかり、身柄を拘束した。
 比較的落ち着いていた現場は、米軍側の強引な対応で、大きく混乱した。

 ゲート前では朝から市民ら約40人が抗議行動を展開した。午前9時すぎ、抗議に熱くなる市民らに下がるよう呼び掛ける山城議長に突然、米軍側の警備員が後方からつかみかかり、足を捕まえるなどして身柄を押さえ、ゲート内に連行。米兵が後ろ手に手錠を掛けて拘束した。
 山城議長を連れ戻そうとした男性も手錠を掛けられ拘束されたほか、助けようとする市民らを県警が押さえた。

 抗議は連日、ゲート前の提供区域を示すラインの境界付近で行われる。これまではラインを越えた場合は県警が注意や警告、強制排除などで対応していたが、今回、米軍の警備員は山城議長を狙い撃ちにした。
名護署前で拘束された仲間の釈放を求め抗議する人たち

名護署前で拘束された仲間の釈放を求め抗議する人たち

 拘束される数分前にも、警備員が山城議長を捕まえようとして一時もみ合いになっていた。国会議員らが説明を求めても、米軍側は全く対応せず、県警も「米軍側が行動した」と答えるだけだった。

 集会後、名護署前には市民ら400人以上が集結。「解放しろ」「不当逮捕だ」と糾弾した。
 接見した三宅俊司弁護士は「拘束するために刑特法を使っている。敷地内に数歩入って刑特法違反はあり得ない」と批判。米軍による身柄拘束や手錠での拘束、18日に新基地容認派の名護市議が敷地内に入った際との対応の違いについても疑問視した。

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■辺野古過剰警備に抗議 那覇市議会(沖縄タイムス2月23日)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=104314

過剰警備に抗議する意見書案を提出した超党派の市議ら

過剰警備に抗議する意見書案を提出した超党派の市議ら

 【那覇】那覇市議会(金城徹議長)は23日午前の市議会2月定例会本会議で、辺野古新基地建設に伴う大浦湾や辺野古周辺海域、キャンプ・シュワブゲート前での海上保安庁と県警の市民らへの過剰警備などに抗議し、政府・沖縄防衛局の埋め立て作業の即時中止を求める意見書案を賛成多数(賛成33人、反対4人)で可決した。

 意見書では昨年の市長選や知事選、衆院選沖縄選挙区で建設反対の候補者が当選したことに触れ「県民の圧倒的民意は示されている」と強調。

 新基地建設のためにフロートを固定するトンブロックの海への投入、海保や県警の過剰警備を批判した上で「強権的に新基地建設を強行することは民主主義に反する行為で断じて許されない」とし、新基地建設の中止と米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去を求めている。



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