「反ヘイト議員・候補者ネット」が発足 4月地方選に弾み

連帯ユニオン議員ネット第10回大会 会員も増

全国の心ある議員・候補者、結集せよ!


連帯ユニオン議員ネット第10回大会
参加議員・候補者一覧

 2005年、連帯ユニオンと各地方で奮闘する議員が提携し、地方自治体での悪質建築物追放や公正な受発注による建設労働者の支援などを目的に発足した連帯ユニオン議員ネット(会長・戸田ひさよし門真市議)。その第10回大会が、2月6日、協同会館アソシエで開催された。

 今回は、設立時での趣旨をベースに各地域で平和人権、反ヘイトなどでも闘う志ある議員仲間が一挙に7名も増え参加会員は、全国9都府県30自治体、36人(26議員+10候補者)に広がった。来賓の連帯労組関西生コン支部武建一執行委員長も、「共生・協同」理念に共鳴する中小企業群が増大し、草の根的民主主義の思潮が世界で主流になりつつあると各議員・候補者を励ました。

 さらに新人候補者も多数参加した熱心な討議を経て「自治体行政に反ヘイト施策を取らせていくべく奮闘する特別決議」も採択するなど、大きな盛り上がりを見せた。これはわが国の議員集団としては全国初の(残念ながらまだ唯一の)決議であり、心ある人々に大きな共鳴共感を与えるものであった。

 連帯議員ネットでは、これまで<民族差別を煽り立て、卑劣な暴行・襲撃を繰り返す「在特会」>を厳しく糾弾し、強く社会に訴えていた。今回これら議員活動の努力の後を示す、注目の「反ヘイト施策を求める自治体議会実践報告」は、6議会6議員から報告があり、活動の全国への波及が確認されたものであり、意義深い記念大会となった。

4月統一地方選直前!声を上げ、行動に踏み出そう!!

 門真市以外でも、連帯ユニオン議員ネット会員が7議会でかなり踏み込んだ議会質問をして、一部では良い答弁を引き出すようになり、また、朝鮮学校事件判決やカウンター活動の進展、自治体でのザイトク企画拡大への阻止運動の展開などで、「ヘイトスピーチとその実行勢力を許すな!」という社会意識が格段に広がった。
 「2015年4月の統一自治体選挙で反ザイトク反ヘイトを訴えよう!候補者達にそう訴えるよう突き上げよう!」、という戸田議員の呼びかけは、反ヘイトを闘う人々の間に、非常に大きな共感を呼び起こしてきた。

 「在特会」は朝鮮学校裁判敗訴・賠償金命令や桜井の会長退任などで凋落の一途をたどり、いわゆる「ザイトク勢力」全般の街頭動員力も落ちて来た。橋下・桜井「対談」に見られるように、在特会と類似団体そのものは「権力にとっては御用済み」状態に移った感がある。
 しかし一方で、安倍政権を筆頭とした「社会全体のザイトク化」はさらに進展し、社会的争点を示す言葉としては、もはや「ザイトク」ではなく、「ヘイトスピーチ」(=差別扇動言語暴力)が一般的になった。

 こういう状況進展の中、「4月自治体選挙」が切迫した事を踏まえて、「全国津々浦々で旗幟鮮明に反ザイトク反ヘイトの狼煙を上げ」、「その後も継続させる」ための最適戦術として、「ネット組織」として、「反ヘイト」という言葉を選んで、「反ヘイト議員・候補者ネット」を発足させる事にしたと、戸田議員は説明し、さらに、「ヘイトスピーチ」(=差別扇動言語暴力)を封殺する最も有効な手立ては、全国の自治体行政各々に「住民の安全と尊厳を守る行政責務」を再認識させ、反ヘイトの人権施策を取らせていく事として、「現状の法制度・条約体制の下で十分に可能。<現状の法体制ではヘイト規制は出来ない>というウソを粉砕しよう!お上頼み、国会頼みでは何も進まないか歪曲改悪されるだけ!」と強調した。

 今回の「反ヘイト議員・候補者ネット」への登録会員議員・候補者を拡大して行く事で、市民が「地元の議員や候補者」を突き上げ、共に運動をして行政の姿勢を改良していく事が確認された。

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資料A 「反ヘイト議員・候補者ネット」立ち上げの呼びかけ
2015年2月6日 呼びかけ発起人:戸田ひさよし(門真市議)

  • 目的:議員や議員をめざす者の立場においてヘイトスピーチ(=差別扇動暴力)に断固反対し、行政に対して「反ヘイト施策を取る」事を求めていく姿勢を社会に公表する人を拡大し、それによって「ヘイトを許さない人権社会」の形成に資する。
  • 会員資格:議員や議員をめざす人
  • 会員となる方法:ネットにおいて氏名・肩書・連絡先および「反ヘイトの施策を行政に取らせていくよう奮闘している・奮闘していく」事を公表、事務局に届け出て認証を受ける。
  • 事務局:大阪府門真(かどま)戸田ひさよし toda-jimu1@hige-toda.comが当分の間担う。
  • 会費:無料/組織体制や会議:当分の間、特段の組織体制は作らず、メールや電話等で情報や意志の疎通を図る。無料のメーリングリストの設置を検討する。
  • 事務局と会員の責務:事務局は会員リストを適宜ネット公表する。会員は反ヘイトの姿勢をネットでも公表し続ける。

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資料B 「反ヘイト議員・候補者ネット」会員名簿(2015年4月現在36名)


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