参院強行採決糾弾!「特定秘密保護法」廃止へ

参院(特別委) 強行採決糾弾!
戦争への道を開く「特定秘密保護法案」
おごる安倍極右政府打倒!悪法を廃案(廃止)へ


参院(特別委)での強行採決


■民主主義を破壊する暴挙である

 12月5日、衆議院に次いで参議院国家安全保障特別委において、自民・公明与党は「特定秘密保護法案」の審議を打ち切り、強行採決を行った。「動議」「採決」の声も抗議と怒号の中で聞こえず、野党は採決無効で差し戻し要求を出している。
 日に日に全国に広がる廃案や慎重審議を求める民意、昼夜を問わずこの寒空に国会を包囲する反対の声を押し切ってのおごりと無法、民主主義を破壊する天をも恐れぬ暴挙である。
 腹の底からの怒りをもって安倍自公政権、自公与党を糾弾する。
 政府・与党は、同法案を6日にも参議院に緊急上程し、必要とあれば会期延長してでも今国会会期中に成立させようとしている。このような戦争国家への暴走はゆるされない。

■憲法の国民主権・人権の破壊
 戦前の強権支配への回帰を許すな


 「特定秘密保護法」の政治的狙いと本質は、前号でも明らかにしたが、すでに成立強行された日本版NSC(「国家安全保障会議」―戦争司令部)創設と一体のもので、日米軍事同盟の下でアメリカ政府との軍事機密情報を共有し、衰退するアメリカのアジア太平洋での軍事的覇権を支え、さらには「地球の裏側までの日米共同軍事作戦」を行使するためのものである。そのために、国民の口、目、耳もふさぎ、国家権力の横暴を労働者・市民が監視・告発することを規制し、これに反する者には重罰を科すという治安弾圧立法である。
 法案のこれらの本質は、秘密保護法に反対する市民のデモを、石破自民党幹事長が「反対デモは本来あるべき民主主義と相いれないものでテロと同じ」という暴言に表れている。また参議院特別委での強行採決の同日、安倍政権がこっそりと武器輸出を原則として禁じる武器輸出三原則を投げ捨て、「安全保障に資する場合」は輸出できるとする新たな原案を与党に提出し年内にも決定するという悪だくみも一連のことである。
 立憲主義の原則からすれば、この法案は、行政府が守るべき憲法の国民主権、平和主義、人権、民主主義を、行政府がことごとく踏みつけ破壊するもので、許すことはできない

■追い詰められ孤立しているのは政権だ
 安倍自公政権の終わりが始まった


 安倍政権は、「アベノミックス」のまやかしを議席増に結び付け、国会内多数派を形成することに成功したが、自民党への投票者数は有権者のわずか16%程度にすぎず、最高裁が「違憲状態」と認める現行選挙制度のからくりによるものである。統治の危機にあり孤立しているのは、安倍政権の方である。
 今回の秘密保護法案についても、労働者、農民、市民、学者、弁護士、作家、映画人、宗教者、環境団体、沖縄から福島に至る県議会など、法案に反対し廃案を求める声が60年安保反対時をほうふつさせるような空前の広がりをみせている。
 そして、国内だけでなく、ニューヨークタイムズの社説や、国連人権口頭弁務官、アムネステイなど国際人権団体から、法案は「世界の主流は国家権力監視強化の流れに逆行」し、「国際人権基準に逸脱」するもので、「法制化を急ぐべきではない」という声が上がっている。
 今回の強行採決は、決してこの政権の強さを示すものでなく、その孤立と弱さを示すもので、こうした内外の人々の反対の声の広がりを恐れ、追い詰められた末の暴挙といわねばならない。そして、天下に自らの危険な野望と本質をあらわにしたことで、この暴挙は安倍自公政権の終わりの始まりを示すものとなった。

■悪法は法にあらず、粘り強く
 廃案(廃止)に向け闘おう!


 安倍自公政権のこのような無謀な所業の一歩一歩がますます政府を追い込み、民心との矛盾を深め、自分の首を絞めることになることを、思い知らせてやらねばならない。
 闘いはこれからである。明日にも参議院本会議にて法案が強行成立されても諦めることはない。
 悪法は法にあらずである。
 人民には天賦の抵抗権があり、違憲・無法の法律に絶対的服従をし、国家権力の奴隷の民になる必要はない。悪法は、闘いによって廃案(廃止)に追い込んでいけばよい。
 衆院で賛成に回ったみんなの党や日本維新の参院での右往左往を見れば、腐った議会を揺るがし突き動かす力は、全国からの大衆的声と行動である。
 暫く選挙はないとタカをくくっておごる安倍自公政権を打倒しよう。もっと大きな、もっと広い反対の声と行動を巻き起こし、渾身の力で、悪法を廃案・廃止に追い込もう!(12月5日)

(コモンズ第66号1面)

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行動予定

10月
21
13:30 変えよう!日本と世界!第12回反戦... @ 円山公園音楽堂
変えよう!日本と世界!第12回反戦... @ 円山公園音楽堂
10月 21 @ 13:30 – 17:00
変えよう!日本と世界!第12回反戦・反貧困・反差別共同行動in京都 稲嶺進さん・雨宮処凛さん 他 @ 円山公園音楽堂 | 京都市 | 京都府 | 日本
9条改憲阻止!東アジアの平和を妨害し、 政治を私物化する安倍政権を倒そう! ■ 日時:2018年10月21日(日)13:00開場 13:30~   *雨天決行・集会後デモ ■ 場所:京都円山公園野外音楽堂 ■ 講演:  アベノミクスの失敗と貧困/雨宮処凛(評論家)  沖縄辺野古への米軍新基地建設許すな  /稲嶺進(前名護市長・「オール沖縄」共同代表)   安次富 浩(沖縄/名護・ヘリ基地反対協共同代表) ■ 歌:趙 博/川口真由美/よしだよしこ ■ 主催:反戦・反貧困・反差別共同行動In京都  連絡TEL090-5166-1251(寺田)
10月
27
18:30 パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
10月 27 @ 18:30 – 20:30
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会) ■ 会場:エルおおさか(大阪市中央区北浜東3−14)  http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html ■ 第1回 米国大使館エルサレム移転と帰還大行進の歴史的意味  2018年9月29日(土)18:30~20:30  会場:エルおおさか701号室(定員54) ■ 第2回 ジェンタイル・シオニズムとイスラエル国家  10月13日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第3回 中東和平とオスロ合意  10月27日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第4回 “反ユダヤ主義”をめぐる議論  11月17日(土) 18:30~20:30  会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第5回 日本とパレスチナ問題、BDS運動の経過と課題  11月24日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ***** ■ 参加費:毎回¥1000(割引希望の方は応相談)  ☆通し参加を申し込まれた方は第2回以降各¥800 ■ 主催:パレスチナ問題連続学習会実行委員会  賛同団体:ATTAC関西グループ/関西共同行動/パレスチナの平和を考える会  連絡TEL090-42980-3952(喜多幡)
11月
17
18:30 パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
11月 17 @ 18:30 – 20:30
パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会) ■ 会場:エルおおさか(大阪市中央区北浜東3−14)  http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html ■ 第1回 米国大使館エルサレム移転と帰還大行進の歴史的意味  2018年9月29日(土)18:30~20:30  会場:エルおおさか701号室(定員54) ■ 第2回 ジェンタイル・シオニズムとイスラエル国家  10月13日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第3回 中東和平とオスロ合意  10月27日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第4回 “反ユダヤ主義”をめぐる議論  11月17日(土) 18:30~20:30  会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第5回 日本とパレスチナ問題、BDS運動の経過と課題  11月24日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ***** ■ 参加費:毎回¥1000(割引希望の方は応相談)  ☆通し参加を申し込まれた方は第2回以降各¥800 ■ 主催:パレスチナ問題連続学習会実行委員会  賛同団体:ATTAC関西グループ/関西共同行動/パレスチナの平和を考える会  連絡TEL090-42980-3952(喜多幡)
11月
24
18:30 パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか
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パレスチナ問題連続学習会/大阪 @ エルおおさか | 大阪市 | 大阪府 | 日本
■ 講師:役重善洋(パレスチナの平和を考える会) ■ 会場:エルおおさか(大阪市中央区北浜東3−14)  http://www.l-osaka.or.jp/pages/access.html ■ 第1回 米国大使館エルサレム移転と帰還大行進の歴史的意味  2018年9月29日(土)18:30~20:30  会場:エルおおさか701号室(定員54) ■ 第2回 ジェンタイル・シオニズムとイスラエル国家  10月13日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第3回 中東和平とオスロ合意  10月27日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第4回 “反ユダヤ主義”をめぐる議論  11月17日(土) 18:30~20:30  会場:エルおおさか707号室(定員18) ■ 第5回 日本とパレスチナ問題、BDS運動の経過と課題  11月24日(土)18:30~20:30   会場:エルおおさか707号室(定員18) ***** ■ 参加費:毎回¥1000(割引希望の方は応相談)  ☆通し参加を申し込まれた方は第2回以降各¥800 ■ 主催:パレスチナ問題連続学習会実行委員会  賛同団体:ATTAC関西グループ/関西共同行動/パレスチナの平和を考える会  連絡TEL090-42980-3952(喜多幡)
12月
3
19:00 元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さ... @ 元町映画館
元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さ... @ 元町映画館
12月 3 @ 19:00 – 21:00
元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さん講演会「元自衛官だからこそ語る 自衛隊を憲法に明記してはならない理由」/神戸 @ 元町映画館 | 神戸市 | 兵庫県 | 日本
元陸自レンジャー隊員・井筒高雄さん講演会 「元自衛官だからこそ語る 自衛隊を憲法に明記してはならない理由」 ■ 日 時:2018年12月3日(月)19:00~21:00(開場18:30) ■ 会 場:元町映画館2Fイベントルーム  〒650-0022神戸市中央区元町通4丁目1-12  https://www.motoei.com/access.html ■ 講 師 井筒高雄さん(元陸自レンジャー隊員) ■ 参加費:1000円   ※お申込みなしでどなたでもご参加できますが人数把握のためご連絡くださればありがたいです。  メール:civilesocietyforum@gmail.com まで。 ■ 主 催:市民社会フォーラム  http://shiminshakai.net/post/4784 ■ ご案内  安倍首相は9月3日、防衛省の自衛隊高級幹部会同での訓示で、「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えるのは、今を生きる政治家の責任だ。私はその責任をしっかり果たしていく決意だ」と述べ、憲法に自衛隊の存在を明記する改正に取り組む考えを改めて示しました。  10月から12月まで開会予定の通常国会でも、安倍首相は憲法改正の自民党案を提出し、早期の発議を目指す方針を明らかにしています。  はたして、自衛隊を憲法9条に明記すれば、日本の平和を保障することになるのか? 9条を現実に合わせて現状追認するだけのことなのでしょうか?  そして、有事があれば命がけで日本を守る自衛官たちも、憲法に自衛隊を明記することを望んでいるのでしょうか?  元自衛官の井筒高雄さんに、改憲発議がされようとする今、自衛隊を憲法に明記することの問題点についてお話しいただきます。 井筒高雄(いづつたかお)さん 1969年、東京都生まれ。 88年、陸上自衛隊第31普通科連隊に入隊。91年にレンジャー隊員に。 92年にPKO協力法が成立すると、武器を持っての海外派遣は容認できないとして翌93年に依願退職。 大阪経済法科大学卒業後、2002年から兵庫県加古川市議を2期務める。 元自衛官の立場から戦争のリアル、コスト、PTSD などリスクを 伝える講演活動を行う。 現在、ベテランズ・フォー・ピース・ジャパン(VFP) 共同代表。 共著に『安保法制の落とし穴』(ビジネス社)、単著に『自衛隊はみんなを愛している』(青志社)など

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