権力者と闘う大いなる時です by 土屋源太郎(伊達判決を生かす会)

土屋源太郎(伊達判決を生かす会) 本来、国の情報は主権者である国民のものでありいわば国民の財産でもあります。
 特定秘密保護法は国民の知る権利を侵害し、言論・報道の自由を統制し、権力者への国民の批判を封じ、権力者の意のままに向かせ、支配しようとするものです。
 この法律は国民主権、基本的人権を保障した日本国憲法を踏みにじり、明らかに憲法違反です。私共「伊達判決を生かす会」は反対声明を出しました。

 米軍立川基地拡張反対闘争すなわち砂川事件裁判で1959年、東京地裁の伊達裁判長は「米軍駐留は憲法9条違反」と被告全員無罪としました。
 日米安保条約の改定交渉中の政府は早期にこの判決を破棄するため最高裁に跳躍上告し、8ヶ月の短期間で最高裁は破棄判決を出しました。
 だが50数年後、当時の駐日米大使が伊達判決破棄を狙い跳躍上告を日本政府に進言し、最高裁長官とも密議をしていた事実が米国立公文書館の公文書によって明らかになりました。これに対して日本側文書について外務省を初めとする関係省庁、最高裁に会として開示請求を行いました。しかしごく一部を除きほとんどの文書不存在などの理由で不開示にされています。
 現行法でも50年もたった記録は隠ぺいされたままで権力者官僚らはアメリカで公開された情報ですら都合の悪い情報は開示しようとしません。

 安倍内閣は「国家安全保障会議の設置」「武器輸出禁止三原則の破棄」「秘密保護法成立」さらに集団的自衛権の行使を憲法解釈をゆがめて行い、米国と共に我が国を戦争の出来る国家に変えようとしています。
 今年は名護市長選挙、辺野古埋立申請、本土でのオスプレイ訓練、自衛隊への導入、消費税の実施と社会保障の切り捨て、弱者の増大と貧富の格差の拡大、原発再稼働、TPP。闘いの課題は沢山あります。まさに権力者と闘う大いなる時です。

 秘密保護法案阻止の官邸前デモ、学者・文化人・報道関係者・演劇人や多くの市民団体などの反対声明は、明らかに政権への圧力となりました。
 石破発言の「デモはテロだ」、知った情報の報道には制限が必要だと言い、共謀罪の創設まで検討していることは、明らかに市民運動を始めとする人々の声にとまどい、おそれ、それを圧殺する事の本音です。
 この闘いを継続し「秘密保護法阻止」の一点で結束することが必要でありませんか。
 施行まで時間があります。そこで「特定秘密保護法阻止国民会議」を発足させたらどうでしょうか。皆さん考えて見てください。

 新たな年と共にさらなる闘いを皆さまと連帯してさらに強める決意をしています。
 本年もよろしくお願い致します。  2014年1月元旦

(機関紙『コモンズ』第67号4面)

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