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アーカイブ:2018年 8月
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編集部から(121)
■ 編集室から 今年も戦争を想い出す季節がやってきた。アジア太平洋戦争の記憶を直接持つ人の数は年々少なくなってゆく。それは戦争経験の風化につながる。その記憶をいかに持続してゆくのかが問われている。 昨年1… -
大阪労働学校・アソシエ2018年度後期ご案内/斎藤日出治(学長)
(大阪労働学校アソシエ ホームページ) 本校第Ⅱ期初年度にあたる2018年度前期の講座は7月25日をもってすべて修了しました。今年度は、講座の時間帯を夜間に全面的に移し、アクチュアルな経済、思想、協同組合、歴史認… -
著者インタビュー『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう―レフト3.0の政治経済学』松尾匡さんに聞く
右翼までいかない、軽いライトな読者層から「そろ左派」と名付けられ、ネット論争も高まる話題の書の背景。反緊縮の望ましい経済成長への提言などを著者から聞いた。――いわゆる レフト3.0「バージョン」というのでしょうか。今回の反応というのは?松尾 好意的
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書評】ロバート・B・ライシュ『最後の資本主義』を読む(上)/佐藤隆 「持てる者」に一方的に有利に変貌する社会のルール
『最後の資本主義』(2016年)の原題は『資本主義を救え saving capitalism』だ。クリントン政権の労働長官を務めた筆者が、21世紀の米国について、余りに金持ちに有利に偏った社会ルールを危惧して「このままでは資本主義が崩壊する」との危
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青年たちは今(5)性と「親と子」の関係を考える/広田麦子
■ 性への目覚め ーーーある映画を見て 最近、ある映画を観てその中のワンシーンに感動を禁じえませんでした。 ・・・それは中年男性と小学校高学年の少年(父子ではないけれど、いっしょに生活している本物の親… -
天皇制と闘うとはどういうことか(1)/菅孝行 第一回 安倍政権の末期的醜態と天皇明仁の「護憲・平和」
◇「幻想の共同性」との闘争 近代国民国家の権力の統治は三つの次元から成立する。第一が資本制による支配、第二が法的正統性に基づく権力の行使、第三が統治される側がそれらを是とする「幻想の共同性」の形成による支配である。日本人がまず問うべきは自国の権力す
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国際短信】米中がアセアン舞台に舌戦/中国が台湾離島に給水開始
■ 米中、アセアン舞台に舌戦 南シナ海問題で相互批判 【出典:時事】シンガポールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の一連の会議が8月4日全て閉幕した。米中はアセアン各国が集まった会議を舞台に南シナ海… -
南北・朝米首脳会談の歴史的拡がり(下)/山元一英
(前号からの続き) 2.これからの日本と朝鮮半島との関係をどうするか 中国、朝鮮・韓国、日本は、紀元前の時代からの歴史を刻み、相互の文化・交流を行ってきました。 しかし、近代日本は、世界の帝国主義… -
トランプは何を目指し、どこに行く/大内秀明(東北大名誉教授)
どうなる世界秩序、貿易、経済……その考察 【文中の見出し等、編集部責による】 6月12日の米朝シンガポール主脳会談は、直前までその開催すら危ぶまれていただけに、その実現で朝鮮半島の平和が持続するだけでもひとまず… -
トラック産業懇話会が総会 労使双方で安心の業界環境を形成へ
第7回総会事務局長に陣内氏 「労使双方での安心の業界環境形成へ」 <トラック産業の将来を考える懇話会・近畿>の2018年度第7回総会が7月28日大阪市中央区道頓堀ホテルで開催され、経営者と労働者合わせ70名超が参…