サイト内検索
オンライン状況
11 人のユーザが現在オンラインです。 (2 人のユーザが 出版物の紹介 を参照しています。)

もっと...
カウンター
本日
昨日
累計
FROM 2014/01/01
伊藤誠著作集〈第1巻〉現代のマルクス経済学 高ヒット
2010/12/4 21:31 投稿者: com21 (記事一覧) [ 2411hit ]

サブプライムから世界恐慌へ、世界経済が崩れ、日本にも生活難の津波がおしよせている。それは地震や戦争のような経済システム外部からの打撃によるものではない。新自由主義のもとで、「競争的で自由な市場経済」にもとづく資本主義経済の作動を、社会的制御から解放した結果、そこに内在する根本的な弱点が露呈されている。
資本主義の危機の最中に刊行される本著作集は、日本においてマルクス経済学本来のラディカルな批判的研究の魅力と活力の再生・発展を目的としたシリーズである。第1巻は、「現代のマルクス経済学」「資本論研究の世界」などの論考を収録。

【目次】
序 文………1
Ⅰ 現代のマルクス経済学
はしがき 14
第一章 マルクス経済学の生誕………17
  マルクスの生い立ち 17/ 唯物史観の形成 19/ 唯物史観と経済学 20
  『共産党宣言』の経済学 22/ ライフワーク『資本論』 25
  古典派経済学の成果と限界 27/ 剰余価値論の確立 29
  価値の生産価格への転化 32/ 資本主義の内的矛盾と恐慌 35
  「否定の否定」の論理 37
第二章 古典的論争と研究………41
  修正主義の主張 41/ 正統派の反論 43
  帝国主義論におけるカウツキーとルクセンブルク 47
  ヒルファディングの『金融資本論』 50
  レーニンの『帝国主義』論 53/ 帝国主義段階論の方法論的意義 56
  価値論論争の発端――ベームのマルクス批判 59/ ヒルファディングの反批判 61
  唯物史観と価値論の展開 62
第三章 日本のマルクス経済学――戦前………66
  経済学と社会主義思想の移入 66/ マルクス経済学研究の本格化 68
  価値論論争 69/ 地代論論争 71/ 日本資本主義論争――(1)講座派の立場 73
  (2)労農派の主張 75/ (3)方法論上の意義 76
第四章 日本のマルクス経済学――戦後………78
  日本マルクス学派の再生と発展 78/ 講座派理論の転変 80
  基礎理論における講座派 83/ マルクス経済学と古典派経済学 85
  労農派の動向 87/ 宇野学派の形成――イデオロギーと経済学 90
  宇野三段階論の方法 92/ 価値論の新たな展開構成 95
  価値の形態規定を重視する方向での発展 98/ 宇野学派の方法の意義 100
  日本マルクス学派の危機と転機 102
第五章 西欧マルクス経済学の再生………107
  マルクス・ルネッサンス 107/ 理論と実践の再統合への志向 109
  西欧マルクス経済学派の再生 111/ 新古典派経済学批判 112
  転形問題論争の第一期 115/ 転形問題論争の第二期 117
  宇野学派の国際的可能性 120/ 第三世界派の台頭――フランクの新従属理論 122
  不等価交換と中枢―周辺構造 124/ 新従属理論の意義と限界 126
  世界経済危機の分析へ 130
第六章 経済危機の理論と現実………132
  最近の経済危機と新古典派経済学の限界 132/ マルクス学派の危機分析の理論基準 133
  不均衡説的商品過剰論 135/ 過少消費説的商品過剰論 138
  過少消費説の政治的含意 141/ 過少消費説の理論的難点 143
  資本構成高度化説的資本過剰論 145/ 資本構成高度化説の意義と問題点 147
  労賃上昇説的資本過剰論 150/ 労賃上昇説の意義 152
  最近の経済危機の分析基準 155
第七章 社会主義論の新展開………159
  ソ連型社会の危機 159/ マルクス主義正統派理論と労働者の抑圧状態 162
  社会主義社会の歪曲論の三類型 163/ 国家資本主義論と新階級社会論 165
  分権的計画経済と自主管理への志向 168/ 商品経済の利用可能性 169
  経済効率の追求をめぐる問題点 172/ 包括的な危機とマルクス経済学の任務 174

Ⅱ 資本論研究の世界
はしがき 178
第一章 欧米の資本論研究と宇野理論………182
 一 欧米マルクス学派と宇野理論 182
 二 イデオロギーと経済学 185
 三 価値論研究の新局面 190
 四 恐慌論と現代資本主義 196
第二章 資本論研究を訪ねて………209
 一 モスクワにて………209
  ペヴズネル教授との対話 209/ MEGAとプラン問題 210
  コーガン教授との討論 212/ モスクワ大学にて 214
 二 東ベルリンにて………215
  ML研究所とMEGA 215/ 一八六一―六三年の草稿 216
  「貨幣の資本への転化」――その構成 217/ 「貨幣の資本への転化」――その論理展開 218
  エルスナー教授との対話 220/ クライン教授との討論 221
 三 イギリスにて………224
  インフレーショナルクライシス 225/ マルクス学派の抬頭 226
  新リカード学派からマルクス経済学へ 227/ モーリス・ドッブ 229
  ロナルド・ミーク 230/ 若手マルクス学派の経済学批判 232
  若手マルクス学派の理論研究 234/ 宇野理論への関心 238
  マルクス経済学の新たな発展へ 240
 四 アメリカにて………242
  経済恐慌と新古典派経済学の混迷 242/ ハーバード大学経済学部への批判 244
  ラディカルエコノミスト 245/ 資本論研究会 248
  ポール・スウィージー 249/ ニュースクール 252
  マルクス経済学の将来性 254
〈補一〉 西欧マルクス経済学の再興――ケンブリッジを訪ねて――………257
  イギリスマルクス学派の抬頭 257/ マルクス経済学復興の原因 259
  ドッブの近著をめぐって 260
〈補二〉 欧米の転形論争素描………262
  転形論争の第一幕 263/ 価値論論争との重合 264
  マルクス学派の新展開 266
参考文献 268

補論Ⅰ 熟練労働の理論的取扱いについて………273
  一 問題の源泉 274
  二 最近の論争における取扱い 278
  三 熟練労働の普遍的基礎 282
補論Ⅱ 貨幣の価値と交換価値を再考する………291
    ――転形問題の「新解釈」をめぐって
  一 転形問題の「新解釈」における貨幣の価値の意義 292
  二 「新解釈」をめぐるいくつかの問題点 298
  三 貨幣商品の価値と交換価値 304
  四 非商品貨幣のもとでなにが生じているか 308
文 献 312
補論Ⅲ グローバリゼーションの時代における国際的不等価交換の意義………315
 一 国際的不等価交換の古典的理論 316
  (1) リカードの比較生産費説 316/ (2) マルクスの国際不等労働量交換論 320
  (3) レーニンの帝国主義論 326
 二 日本における国際価値論争 327
  (1) 主要な見解 327/ (2) 価値論の基礎をめぐる問題点 330
 三 従属学派における不等価交換論 335
  (1) エマニュエルの貢献 335/ (2) その意義と展開 337
 四 グローバリゼーションの時代におけるその作用 339
  (1) 賃金格差をもたらす悪循環 339/ (2) 比較生産費効果の現代的再現 342
  (3) 先進諸国への反作用 344

解 題…………小幡道昭 351
索 引 巻末

【著者略歴】
東京大学名誉教授、日本学士院会員。
1936年東京に生まれる。1964年東京大学大学院修了。東京大学経済学部教授、國學院大學経済学部教授、国士舘大學大学院グローバルアジア研究科教授を歴任。その間、ニューヨーク大学、ニュースクール・フォー・ソシアルリサーチ、ロンドン大学、シドニー大学、グリニッチ大学、上海経済大学などの客員教員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


参考URLhttp://www.shahyo.com/ext/ito_makoto.html
発行元社会評論社 (2010/12)
体 裁A5判上製 366ページ
価 格5400円+税
著 者伊藤誠
ISBN978-4784508914
カテゴリ内ページ移動 ( 39  件):     1 ..  15  16  17  18  19  20  21  .. 39    
GNavi   (based on MyAlbum-P)