5・3 改憲許すな、戦争法廃止!東京集会に5万人

緊急事態条項は危険だ

もう我慢も限界!共同闘争の発展で安倍政権打倒へ!

5・3憲法集会(東京臨界広域防災公園)

5・3憲法集会(東京臨界広域防災公園)

 戦後憲法は5月3日、1947年の施行から69年を迎えた。安倍首相は 「憲法改正を参院選の公約に掲げて訴える」 「在任中に改憲を成し遂げる」と挑戦的に公言している。

 この間、安倍自公政権は歴代自民党政権の憲法解釈を変え、立憲主義を踏みにじって、 「集団的自衛権行使」のための 「安保法―戦争法」 を強行してきた。そして今、 「戦争ができる国」のための 「武力による国際紛争の解決を永久に放棄」した戦後のこの国の最高法規そのものを破棄する明文改憲に向け、その突破口に「熊本大地震」ショックを利用しながら、大規模災害時などに内閣に権限を集中させる 「緊急事態条項」 創設を企んでいる。

 自民党の憲法改正草案に盛り込んだ条項98条によれば、国会の事前同意がなくても閣議だけで首相は緊急事態宣言を出すことができ、〈緊急時〉に主権者たる国民の自由を制限し、国の命令に従う義務を規定したものである。ドイツのナチ政権の例に見るように、ひとたびその創設を許せば、基本的人権、国会の立法権、地方政府の自治権などを次々と奪う道へと通じている。(本紙連載中の「緊急事態条項改憲とは何か」参照)
2016憲法集会
 憲法記念日を前にした朝日新聞社の世論調査によれば、9条改正反対は68%と大きく過半数を超え、改憲全体についても不要55%で改正必要の37%を上回っている。
 こうした中で、5月3日、東京・有明の広域防災公園で改憲に反対する5万人の大集会がおこなわれ、対する改憲派は東京・平河町砂防会館で1100人の集会を開いた。全国各地では改憲反対・安倍打倒の集会、デモが行われた。
 憲法は時の政治権力者を縛るためにある。その立憲主義を破壊し暴挙を繰り返して、人心を失い、孤立しているのは安倍自公政権だ。改憲・「緊急事態法」創設に反対し、安保・戦争法廃止、沖縄新基地阻止、安倍政権打倒へ、もっと大きな運動のうねりを、全国から起こそう!
 
■明日を決めるのは私たち

 5月3日、東京臨界広域防災公園で、「5・3憲法集会実行委員会」の主催、「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」の協賛で開催された集会には、昨年の3万7千人を大きく上回る5万人の市民や労働者が集まった。
 集会では、ゲストとして、17代高校生平和大使だった大学生の白鳥亜美さん、立憲デモクラシーの会の山口二郎さん、辺野古基金共同代表で故菅原文太さんと共に活動してきた菅原文子さんが登壇し、安倍政権の企む改憲や自民党改憲案の危険を訴え、「私たちの未来を決めるのは私たちです」と訴えた。

■憲法9条こそ人類の希望(むのたけじさん)

9条の精神は必ず実現する(むのたけじさん)

9条の精神は必ず実現する(むのたけじさん)

 100歳を超えてなお活躍するむのたけじさんは「戦場では相手を殺さなければ自分が殺されるという心境となり道徳観が崩れる。だから女性に乱暴したり盗んだり証拠を消すために放火したりする。敵の国民を出来るだけたくさん殺せ。これが戦場で戦う兵士の姿です。戦争で社会正義や人間の幸福は決して実現できない。それを私たちの世代は許してしまいました。戦争は始めてしまったら止めようがない。憲法9条こそは人類に希望をもたらす。そして70年間、国民の誰をも戦死させず他国民の誰をも殺させなかった。(この9条の精神は)必ず実現する。それはこの会場の光景が物語っている。若いエネルギーが燃え上がっているじゃありませんか。とことんがんばり抜きましょう」と語った。

■私たちは安倍政権にうんざりし、怒っている

 その後、民進党の岡田克也代表、日本共産党の志位和夫委員長、社民党の吉田忠智党首、生活の党と山本太郎と仲間たちの小沢一郎氏がそれぞれ「戦争法廃止と改憲反対、野党と市民の協力で参院選を闘いぬこう」と訴えた。参加者はプラカードを一斉に掲げて「安倍政権退陣」などのコールを会場いっぱいに響かせた。
2016憲法集会
 リレートークに移り、シャンティ国際ボランティア会、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック、原子力資料情報室、障害者患者9条の会、ヘイトスピーチに抗議する朝鮮高校の生徒たち、日本消費者連盟、子どもと教科書全国ネット21、日本労働弁護団、シールズなどから、改憲反対や戦争廃止とともに沖縄の辺野古新基地やTPP反対、朝鮮人への差別・ヘイトスピーチへの抗議など、それぞれ安倍政治を告発する発言が続いた。

 最後に、戦争をさせない1000人委員会の福山真劫さんが、戦争法廃止2000万人統一署名が1200万人を突破したと報告すると参加者から大きな拍手と歓声が起きた。続けて6月5日の「政治を変える全国総がかりの大行動」国会包囲などの闘いへの参加を呼びかけ、「もう我慢ができません。」「私たちは安倍政権にうんざりしています!」と怒りをたたきつけ、全ての人々が団結して安倍政権を打倒しようと訴えた。
 集会後、参加者は都内をデモ行進した。(東京・M)





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