生コン産業の非正規労働化打破―2016春闘での確認点

 連帯労組が主体となった2016年春闘交渉は、昨年から6労組で連合化した関西生コン関連労働組合連合会と、経営者窓口である大阪兵庫生コン経営者会との間で、3月に計4回の集団交渉、その他代表交渉等を経た結果、本勤月額1万円、日々雇用日額500円増、一時金138万円等、労働側要求の大半で妥結した。
春闘イラスト さらに輸送運賃増と、今年度の課題である人員補充での本勤化では、正規比率を5割に上げるとの画期的な目標数値が確認され、双方は10月末までに結論を出す事で一致した。

 2016春闘で論議された政策課題は、全て生コン産業の体質改善に必須の各点であり、その内「人員補充(本勤化)」こそ、労組対策とコスト削減策で、日々雇用と雇車に依存した不正常な業界環境を正すもので最大の論点であった。
 これに続き、傭車に依存しているにも関わらず、半日稼働など劣悪な取引を強いてきた生コン業界の不正常な業態を正すべく「輸送運賃引き上げ」も重要事項として交渉が進み、これも1車あたり4万6千円を上限に、3千円増と、具体的数字として今後、反映される事となった。

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