東京都知事選―鳥越さん残念 新都知事は極右活動家を秘書に

726鳥越演説会(新宿東南口) 7月31日投開票の東京都知事選挙では自民党元防衛大臣の小池百合子が党の公認を得られないまま単独で立候補し、一方自民党は公明党、日本のこころを大切にする党とともに前岩手県知事の増田寛也を立てるという、保守分裂の絶好のチャンスの中、我々は安倍政治に反対する市民、4野党(民進党、日本共産党、社会民主党、生活の党と山本太郎となかまたち)ほか新社会党、緑の党グリーンズジャパン、東京・生活者ネットワークなども含めた大連合で、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんを候補者に押し立ててたたかった。

 鳥越さんは「住んでよし、働いてよし、学んでよし、環境によし」の「4つのよし」を打ち出し、また東京を「非核都市」として宣言しようと呼びかけた。これは核兵器反対だけでなく、原発に対する反対も含むものである。
鳥越候補演説 26日の新宿東南口では、上原公子さん、雨宮処凜さん、澤地久枝さん、鎌田慧さんらの応援のあと、参議院選挙沖縄選挙区で現職大臣を11万票近くの大差で破った伊波洋一さんが登場し、東京での第一声を「鳥越応援」で飾った。伊波さんは糸数慶子さんとともに新会派「沖縄の風」を立ち上げたことを報告し「東京から、沖縄から日本を変えていこう」と訴えた。(→伊波さん発言詳細)

 しかし、選挙結果はこの絶好のチャンスを活かせず、小池候補にダブルスコアの大差をつけられて惨敗した。当選した小池百合子は安倍首相らと同じ極右団体・日本会議に所属し、核武装を主張する改憲論者である。アベノミクスによる結果として生み出されてきた待機児童問題や老人介護予算の削減、青年労働者の非正規化に対して安倍と同じ立場の小池がこれらの問題を解決できるのか。今後の都政に注目していこう。
野田数
■右翼活動家を都政の特別秘書に抜擢!
 小池新都知事は8月2日、政務担当の特別秘書に野田数(のだ・かずさ)氏を任命した。野田氏は戦前の帝国憲法復活を求める請願を起こした右翼の活動家として一般に名が知られた人物。選挙期間中は世論対策上、極右色を控えていた新都知事の正体が早くも顕れた形。



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