中東米軍】無人機ドローンが無差別殺戮 医師や市民も攻撃、病院も平気で空爆

【参考情報】医師と民衆まで攻撃対象に?
      米軍、位置の知られた病院まで平気で空爆

(前記事より)

無人爆撃機「ドローン」

無人爆撃機「ドローン」


 反政府勢力タリバンとの戦闘が激化しているアフガニスタン北部クンドゥズ州で2015年10月3日未明、政府軍を支援する米軍の空爆によって国際的緊急医療団体「国境なき医師団(MSF)」のスタッフ12人、子供3人を含む患者7人の計19人が少なくとも死亡し、37人が負傷した。病院の主要ビルのほか、集中治療室、救急処置室、物理療法病棟の入った建物が繰り返し、正確に爆撃された。今回の事件でも先月29日にはすでに、全地球測位システム(GPS)の位置情報を駐アフガン国際部隊や政府軍に知らせていた。
 国連アフガン特別代表や赤十字国際委員会は「ぞっとする悲劇だ。医療従事者や医療施設への攻撃は、アフガンの人々を支援する人道組織の能力を損なうものだ」「人道に対する破壊だ。国際人道法に違反している」と空爆を激しく非難。国境なき医師団は駐アフガン国際部隊に説明を求めるとともに、誤爆に対する独立調査を要求している。
人殺しはゲームじゃない!(米軍ドローン操縦士)

人殺しはゲームじゃない!(米軍ドローン操縦士)


 パキスタンでは2004~15年の間、米中央情報局・CIAのドローンなどの攻撃を421回も受け、2476~3989人が死亡。このうち一般市民423~965人、子供172~207人が巻き添えで亡くなっていることが分かった。
 イエメンでは02年~15年にかけ、203~296回の攻撃が行われ、986~1580人が死亡、うち一般市民159~261人、子供40~46人が巻き添えで死亡。アフガンでは15年だけで115回の攻撃が行われていた。667~940人が死亡。このうち巻き添え被害は一般市民14~75人、子供が20人にのぼっている。

【参考記事】
「アラブの春」から6年 中東の今を見る/佐藤隆(コモンズブログ)
病院を撃つな!(国境なき医師団)
アフガン病院が米軍爆撃受けて半年、人々はお金や謝罪よりも真実を望んでいる(ハフポスト日本語サイト)
米軍が国境なき医師団への空爆の調査結果発表。これは「誤爆」ではない。故意犯だ(Everyone says I love you)
11歳の少女が訴えるドローンによる虐殺―パキスタンから「もう一人のマララ」来日、対テロの実態を訴える(Yahoo!ニュース)
テロリスト量産装置と化した米軍のドローン オバマよマララ・ユスフザイさんの声を聞け(JBpress)
パリ同時テロへの報復空爆でシリアの罪なき子ども4人含む市民53人を殺戮(フランスなど有志連合の5日間の空爆)、米軍ドローンによるパキスタンへの空爆で殺害された3,989人のうち965人は罪なき市民(editor)

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