国内短信】1兆円の浪費の果てに「もんじゅ」廃炉へ 他3件

■もんじゅ廃炉へ 1兆円の国費浪費の結果

もんじゅ廃炉を求める集会(2012)

もんじゅ廃炉を求める集会(2012)


 政府は9月21日、原子力関係閣僚会議を開き、福井県の高速増殖炉「もんじゅ」廃炉を含む抜本的な見直しをすることで合意した。
 廃炉は歓迎されるべきだが、20年以上ほとんど運転のないまま投じられた1兆円もの国費(=我々の税金)がムダになった事実は重い。だが、なおも安倍政権は核燃サイクル推進と高速炉の研究開発は続けるとしている。いいかげんしろ!

■国、後期高齢者特例廃止を検討 保険料が最大5倍に

 75歳以上の後期高齢者医療制度では低所得者ら916万人の保険料を最大9割軽減する特例があるが、厚生労働省は9月27日、これを廃止し2017年から段階的に引き上げてゆく方向で検討に入った。これにより保険料支払いが最大5倍に増える人もいる。

■ACSA海外で適用拡大 日米の軍事的一体化がさらに深刻化

 自衛隊と米軍が相互に燃料や物資などを融通しあう日米物品役務相互提供協定(ACSA=アクサ)に基づく相互の提供実績が1996年の協定締結以来20年間で大幅に拡大している。件数で見ると2003年まで年間200件程度だったのが、2003年のイラク派兵開始の翌年から件数が3倍に増え、米軍と自衛隊の戦争協力体制に向けた軍事的一体化が深刻化していることをうかがわせる。

■日本政府「沖ノ鳥島」に約100億円で防波堤を作る

防波堤の上から沖ノ鳥島(東小島)を見下ろす

防波堤の上から沖ノ鳥島(東小島)を見下ろす

 日本最南端の「沖ノ鳥島」はわずか9平方メートルの広さだが、日本政府は約100億円を投じ、セメントと棒鋼で防波堤を作る。しかし中国政府や台湾などは「島ではなく岩だ」と主張している。
 一方、その中国は南シナ海の95%の領有権を主張しているが、オランダ・ハーグの仲裁裁判所は先週、その主張を退け、中国がフィリピンの漁業権を侵害しているとの判決を出した。同裁判所はさらに、南シナ海で中国が「島」と主張するものは実際には「岩」であり、排他的経済水域(EEZ)は生じないと判断している。

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