映画『高江―森が泣いている』を是非見てほしい 伊波洋一さんトークイベント

11月~12月アンコール再上映決定!全国津々浦々で網の目上映中!

藤本監督と伊波洋一さんが東京・東中野ポレポレでトークイベント

「森の映画社」が上映権付DVDを販売中・あなたの街でも上映しよう

記録映画『高江―森が泣いている』

記録映画『高江―森が泣いている』

 沖縄・高江住民に対する警察のすさまじい弾圧と、そのもとに強行されるオスプレイパッド建設の実態を記録した森の映画社撮影による「高江―森が泣いている」東京東中野ポレポレにて上映された。
 上映期間は10月28日までだったが、インディーズ映画としては異例の好評につき延長が決定し、11/26(土)~12/9(金)まで再上映されることが決まった(告知)

 また、本作品は全国どこでも上映できるよう、上映権付DVDを1万円で販売している(申し込み方法はこちら)。今も本作を見た無名の市民たちによって、全国の本屋さん、公民館、お寺、喫茶店、個人宅など、津々浦々で網の目のように上映会が開催されている。口コミだけでほとんど告知されない場合もあり、すべては紹介しきれないが、是非検索してさがしてみてほしい。

 作品は、いま高江で現実に何が起こっているのかをありのままに伝える実写記録だ。森の映画社は2014年7月の辺野古新基地建設着工から現場に張り付き撮影を続けていた。
高江―森が泣いている ところが今年7月10日の参議院選挙の翌朝、突然に多数の機動隊と共に高江への工事用資材の搬入が始まった。22日にはオスプレイパッド建設用地に通ずる県道のせまい一本道を機動隊が封鎖して生活を破壊、抗議する住民を力づくで排除。しかもこれまでの沖縄県警だけでなく大阪府警、千葉、神奈川など本土からも機動隊が投入されていた……。
 映画は、本土の機動隊員たちによる県民へのすさまじい弾圧、高江住民たちへの激しい暴力をまざまざと映し出している。7月10日から8月初旬まで1ヶ月間の記録である。

 上映後は連日にわたって、藤本幸久監督が様々な人と語り合うトークショーが行われた。
 17日には沖縄で圧倒的な支持を受けて当選した伊波洋一参議院議員が出演した。冒頭、監督はこの映画でも警察に対して抵抗を続けているシーンが映されている山城博治さんが逮捕されたと報告した。

 伊波さんからは、このような基地建設強行をなぜやるのかについて、日本を戦場にして行われる米軍の対中国戦争戦略「オフショアコントロール」がその理由だと解説した(米軍の対中戦略については本紙88号91号にも掲載。また、海上自衛隊幹部学校発行の「海幹校戦略研究」にもくわしく掲載されている)。

高江―森が泣いている ヤンバルクイナ 藤本監督は、8月以降も引き続き闘われている現地住民の座り込みと、機動隊がそれを乱暴に縛り上げ怪我を負わせている記録を11月なかばには完成させてまた上映する予定であると語った。

 伊波さんは、オスプレイパッド建設のG地区には多数の貴重な生物種や、中でも特別天然記念物のノグチゲラが生息している。ここにヘリパッドを建設することがどんなに貴重な自然を破壊するものであるかを伊波さんは力説した。藤本監督はヤンバルクイナの生息域もチェーンソーで木々が伐採され、鳥たちが逃げ出していると付け加えた。



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■DVDの購入について
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映画「高江‐森が泣いている」
 記録映画「高江―森が泣いている」は、全国どこでも上映できるよう上映権付DVDを1万円で販売しています。DVDを購入された個人・団体が主催する上映会を開くことが出来ます(コピーしたり、他の個人・団体へ貸し出すことはできません)。ご希望の方は下記要項でメールまたはFAXにて「森の映画社」にお申し込みください。

高江―森が泣いている*お申し込み方法*
以下の内容をFAX 011-351-1068または、
メール(marinesgohome@gmail.com)まで
お送りください。

 ●DVDの本数    本   万円
 ●お名前(ふりがな)
 ●お送り先ご住所(〒      )
 ●お電話
 ●FAX
 ●メール

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■映画解説

 森の映画社・沖縄撮影スタッフは、2014年7月1日の辺野古新基地建設着工から、現場に張り付き、辺野古を中心に沖縄を撮り続けている。映画「圧殺の海」(2015年)、圧殺の海 第2章「辺野古」(2016年)をまとめた後、元海兵隊員によるレイプ殺人事件が起きた。事件に抗議して6月に開かれた沖縄県民大会、7月の参議院選挙と撮影を続けていた時、「高江に機動隊がやってくる」との知らせが入った。高江での撮影に入った。

高江―森が泣いている 辺野古と高江と普天間は、ひと続きのものだ。普天間基地に配備されたオスプレイは、高江で訓練する。新基地が出来れば、辺野古から飛び立ち、高江で訓練をする。すべては、次の戦争のための準備だ。

 7月10日の参議院選挙の翌朝、数百名の機動隊に守られて、工事用資材の搬入が始まった。7月22日早朝から、警察・機動隊が県道を10時間にわたり封鎖。機動隊の壁を作り、市民と車両を力ずくで排除、抗議行動の拠点となっていたテントを破壊した。
 沖縄県警、東京の警視庁、千葉県警、神奈川県警、愛知県警、大阪府警、福岡県警……全国から動員された500名の機動隊による激しい暴力。この日、3人が救急搬送された。

 高江は今、戒厳令状態だ。留まり続ける数百名の機動隊による排除が繰り返され、県道を封鎖し、毎日、トラック10台分の砂利が運び込まれている。工事を少しでも遅らせようと、市民の阻止行動も続いている。
高江―森が泣いている
 7月10日から1ヶ月、私たち森の映画社の撮影スタッフは、高江で起きていることに付き合い、撮影を続けてきた。今、高江で起きていることを全国の人たちに伝えなければならないと、急遽1本の記録映画にまとめることにした。

 今、高江で起きていることは、これから日本全国で起きることの序章なのかもしれない。500名の機動隊導入も、「緊急事態条項」を先取りするかのようだ。9月16日には、国が翁長知事を訴え た辺野古埋立承認取消違法確認訴訟の判決が出る。国が勝訴すれば、辺野古の工事も、また始まるだろう。力ずくで沖縄の民意を圧殺しようとしている安倍政権、抵抗を続ける県民たち。
 高江を今、ぜひ映画で見て欲しい。

■共同監督
影山 あさ子
フリーランスジャーナリスト、映画監督。兵庫県神戸市生まれ。北海道大学農学研究科修士課程修了。北海道アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(北海道AALA)事務局勤務を経て、現職。セイブイラクチルドレン札幌共同代表、女性自衛官の人権裁判を支援する会共同代表
藤本幸久
1954年三重県四日市生まれ。土本典昭監督の助監督を経て1992年初監督作品「教えられなかった戦争―侵略・マレー半島」(共同監督 高岩仁)。作品に「森と水のゆめ」(1998年)、「闇を掘る」(2001年)など。「Marines Go Home」の撮影で沖縄と出会い、2006年からのアメリカ取材へとつながった。北海道新得町在住。「映画は希望を描くもの」が信条。

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