安倍首相が真珠湾訪問を発表 日米軍事同盟の強化へ向かう

安倍首相がハワイ真珠湾を訪問 日米軍事同盟の強化へ

 12月5日のNHKニュースは、安倍首相が12月下旬にハワイを訪問し真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊するとの意向をかためたと報じた。
 だが、旧日本帝国主義の戦争犯罪を擁護し平和憲法を抹殺しようとする復古主義者の安倍がアジア太平洋戦争について反省し悔い改めたとは到底考えにくい。むしろ安倍は米国が絶対に受け入れがたい自身の歴史観の隠れ蓑としても、より対米従属の意思を徹底的に示し、「かつてアメリカに逆らうという過ちを犯したが、今や親米従属の優等生となった日本」を前面に押し出すことをもって、日米軍事同盟の障害となりかねない戦前肯定の復古主義への反発をやわらげ、回避することを狙っている。

 もしも本当に戦争に対する悔悟を示すのであれば真珠湾攻撃とほぼ同時期に英国東洋艦隊に攻撃をかけた事実にも触れるべきであり、何よりも日米開戦の10年以上も前から中国を侵略し1千万人以上もの殺戮をおこなった事実について哀悼の誠を尽くすのが礼儀というものである。
 しかし事実はその正反対となるだろう。安倍の真珠湾攻撃犠牲者慰霊の目的は戦争への反省などではなく、むしろ日米同盟を強化し「戦争同盟」へと突き進んでいくための布石である。これによって、むしろ中国敵視政策はますます高まっていくと見なければならない。靖国を通じて日本人犠牲者を利用するのみならず、米兵死者までも自らの戦争政策に利用する安倍の狡猾さ・卑劣さに騙されてはならない。

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