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カテゴリー:論評・特集
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書評】ロバート・B・ライシュ『最後の資本主義』を読む(上)/佐藤隆 「持てる者」に一方的に有利に変貌する社会のルール
『最後の資本主義』(2016年)の原題は『資本主義を救え saving capitalism』だ。クリントン政権の労働長官を務めた筆者が、21世紀の米国について、余りに金持ちに有利に偏った社会ルールを危惧して「このままでは資本主義が崩壊する」との危
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青年たちは今(5)性と「親と子」の関係を考える/広田麦子
■ 性への目覚め ーーーある映画を見て 最近、ある映画を観てその中のワンシーンに感動を禁じえませんでした。 ・・・それは中年男性と小学校高学年の少年(父子ではないけれど、いっしょに生活している本物の親… -
天皇制と闘うとはどういうことか(1)/菅孝行 第一回 安倍政権の末期的醜態と天皇明仁の「護憲・平和」
◇「幻想の共同性」との闘争 近代国民国家の権力の統治は三つの次元から成立する。第一が資本制による支配、第二が法的正統性に基づく権力の行使、第三が統治される側がそれらを是とする「幻想の共同性」の形成による支配である。日本人がまず問うべきは自国の権力す
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トランプは何を目指し、どこに行く/大内秀明(東北大名誉教授)
どうなる世界秩序、貿易、経済……その考察 【文中の見出し等、編集部責による】 6月12日の米朝シンガポール主脳会談は、直前までその開催すら危ぶまれていただけに、その実現で朝鮮半島の平和が持続するだけでもひとまず… -
砂川闘争から沖縄・横田へ 伊達判決59周年記念集会
7月15日、砂川裁判の被告らによる「伊達判決を生かす会」主催、「商社九条の会・東京」共賛による「憲法から生まれた伊達判決を活かそう! 砂川闘争から沖縄・横田へ 伊達判決59周年記念集会」が飯田橋の東京仕事センター地… -
著者インタビュー『国体論~菊と星条旗』白井聡さんに聞く
いま何もかもが漂いかけている。国民の時々の水準に合わせた為政者しか出し得ない時代。あたかも「愚かな国民には愚かな宰相が似合っている」とでも言われている様な日本……。 学働館アソシエ講師でもある政治学者、白井聡さ… -
青年たちは今(4)わたしはどうやって変わることができたか/原田和泉
恩師は私に、「選択する自由に甘んずるな」と繰り返し言った。大学で当局の方針に反対する学生運動をしていると「自分のいる大学が気に入らないなら他の大学に行け」と言われる。大学を作っていくのは私たちだ、未来を作っていくのは私たちだ、そんな意識は毛頭ないのだ。
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日本のわれわれは今何をなすべきか(下)/村山和弘
歴史の主人公は民衆です。朝鮮半島の植民地支配は、戦後は米アジア戦略の下で継続していました。米アジア戦略の要は日米(在軍政)同盟です。民衆の前に立つ敵は、軍事政権や反共独裁政権でした。そこに在韓米軍が控え、その背後に在沖米軍と日本国家と米国で、朝鮮半
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南北・朝米首脳会談の歴史的拡がり(上)/山元一英
ながらく全港湾大阪支部書記長~委員長として労働運動を、さらに日韓平和運動においても主導的活動を続けてこられた同支部顧問山元一英氏。現況の南北・朝米会談にまで行き着いた経緯を振り返り、同氏目線で捉えたこれら会談の意義… -
史上初の米朝首脳会談と「共同声明」を歓迎する
南北民衆と連帯し朝鮮戦争終結の実現へ 東アジアの平和に敵対する安倍政権を打倒しよう! 6月12日、トランプ米国大統領と朝鮮人民民主主義共和国(朝鮮)の金正恩国務委員長による史上初となる米朝首脳会談がシンガポールで開…