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カテゴリー:書評・映評
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よむ『ツイッターと催涙ガス』ネット時代の政治運動(1)/佐藤隆 ネットワーク化された社会運動の特徴と文化
『ツイッターと催涙ガス』は、ゼイナップ・トゥフェックチー氏が2017年に書き上げた論文である。トゥフェックチーさんは、1980年のトルコのクーデター後の時代に成人を迎えた女性で、プログラマーにして社会学者で…
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よむ『「反緊縮!」宣言』松尾匡編 世界の政治経済を動かす新座標軸
80年代以降、新自由主義政策をとる各国政府は、「財政難への財政健全化のための緊縮政策」として「身を切る改革」などのヒロイックな切り口上のもと実際は「公」の富を「私」に下げ渡す仕組みばかりが当たり前の時代が…
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映画紹介『記者たち』- 真のジャーナリスト精神を持つ記者たちの実話
『記者たち-衝撃と畏怖の真実』 「もし他のメディアが全て政府の広報になるならやらせとけ。我々は子供を戦場に送る親たちの味方だ」 仕組まれたイラク戦争、その真相を追い続けた記者たちの揺るぎない信念の実話を映画化。真… -
映画『バイス』- イラク戦争を起こした米史上最凶の副大統領の物語
米国映画2018年Gグローブ賞受賞『バイス』 監督・アダム・マッケイ 最も愚劣な戦争が、こんな男によって引き起こされた 『バイス』(原題:Vice=悪漢)は、2018年米国のコメディ風を装った本格的伝記映画だ。… -
亜紀書房刊『反緊縮!宣言』薔薇マークキャンペーンが語る未来とは
薔薇マークキャンペーンが語る未来とは―― 大衆の暮らしに直結する経済論争を 本号でも紹介した薔薇マークキャンペーンの主張が盛り込まれた新刊『反緊縮!宣言』が現在亜紀書房から刊行されており、反響も大きい。 日… -
松尾匡教授との往復書簡 前号書評をめぐって
財政赤字の主因は民間セクターにあり 大衆増税と緊縮策の根本的誤り 当紙5月号所載・松尾匡立命館大学教授・経済論文『反緊縮のマクロ経済政策諸理論とその総合』への佐藤論評に関しての松尾先生との往復書簡 ――愛知連帯ユニ… -
松尾匡『反緊縮のマクロ経済政策の緒理論』を読んで/佐藤隆
国際連帯と運動の拡がり目指し 国際資本搾取へ反撃の「反緊縮」 [caption id="attachment_32780" align="aligncenter" width="630"] イエローベスト運動はマクロ… -
映評『バハールの涙』を見る/まっぺん
イラク山岳地帯、30万人のヤズディ教徒が住むクルド人自治区をIS(イスラム国)が襲撃した。逃げ遅れた男たちは皆殺しにされ、子どもたちは子ども兵士養成所へ送られ、女たちは全員が男の慰み者にされた。弁護士として幸せな暮… -
書評:レイバーネット川柳班『反戦川柳句集』/大野一興
労働者の表現集団レイバーネット日本の川柳班が編集したブックレット『反戦川柳句集「戦争したくない」を贈ります』が発刊された。 同川柳班はこれまで2冊の句集を出している。第1集が2010年に出た『がつんと一句―ワーキン… -
書評『中国の情報化戦争』ー米中戦争の熱い核心に迫る/佐藤隆
本書は、アメリカの保守系シンクタンクの中国系米国人研究者が人民解放軍の軍事戦略・情報化戦争を解析したものである。邦訳は右派自衛隊関係者だが、内容は実に興味深く、刺激的なもの…