カテゴリー:経済分析
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消費税という名の収奪制度 そのカラクリ トランプも激怒した大企業への税金横流し制度
国民の富を大企業に移す 財界・マスコミ結託の不透明税制の正体 安倍首相は消費税に関し来年度10月から10%へと引き上げる方針を表明した。14年に8%へと増税し、国民生活に甚大な影響を与えたことから、反発を恐れ2… -
日米FTAの先にある、米国主導のブロック経済圏形成/大野和興
実質的な日米FTA(自由貿易協定)となる日米交渉が動き出した。その一方で米国が抜けたあとのTPP合意11カ国によるTPP11が、年内に発効する段取りとなった。そうした動きを包み込んで、この30年ばかり、世界を揺れ動かし、それなりの秩序を作り上げて来
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書評】ロバート・B・ライシュ『最後の資本主義』を読む(下)/佐藤隆
(前号からのつづき)(4)破産について 破産は元来、人が最初からやり直すために設計された制度で、債権者に平等な損失を配分するものであった。しかし、今日ではやり直せるのは大企業と金融業者だけという様相だ。1984年トランプ・プラザ…
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著者インタビュー『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう―レフト3.0の政治経済学』松尾匡さんに聞く
右翼までいかない、軽いライトな読者層から「そろ左派」と名付けられ、ネット論争も高まる話題の書の背景。反緊縮の望ましい経済成長への提言などを著者から聞いた。――いわゆる レフト3.0「バージョン」というのでしょうか。今回の反応というのは?松尾 好意的
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書評】ロバート・B・ライシュ『最後の資本主義』を読む(上)/佐藤隆 「持てる者」に一方的に有利に変貌する社会のルール
『最後の資本主義』(2016年)の原題は『資本主義を救え saving capitalism』だ。クリントン政権の労働長官を務めた筆者が、21世紀の米国について、余りに金持ちに有利に偏った社会ルールを危惧して「このままでは資本主義が崩壊する」との危
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トランプは何を目指し、どこに行く/大内秀明(東北大名誉教授)
どうなる世界秩序、貿易、経済……その考察 【文中の見出し等、編集部責による】 6月12日の米朝シンガポール主脳会談は、直前までその開催すら危ぶまれていただけに、その実現で朝鮮半島の平和が持続するだけでもひとまず… -
連載6】競争と分断の共進化から 連帯と協同の共進化へ-組合と経営者の協働による連帯経済/斎藤日出治
生コン産業は弱小の中小企業群から編成されているため、セメント産業と建築産業という、いずれも大手の独占資本が支配する産業の間に挟まれて、高価格のセメントを買わされ、生コンを低価格で売るよう強いられる。そのために、
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連載5】競争と分断の共進化から 連帯と協同の共進化へ/斎藤日出治
競争と分断の共進化から連帯と協同の共進化へ シリーズ連載(5) ― 関西生コンの社会闘争が切り開いた地平 ― 大阪労働学校・アソシエ副学長 斉藤日出治 3.市民社会の表象の転換(前号より続… -
連載4】競争と分断の共進化から 連帯と協同の共進化へ/斎藤日出治
競争と分断の共進化から連帯と協同の共進化へ シリーズ連載(4) ― 関西生コンの社会闘争が切り開いた地平 ― 大阪労働学校・アソシエ副学長 斉藤日出治 参考文献―――― ●五十嵐恵邦… -
連載3】競争と分断の共進化から 連帯と協同の共進化へ-企業社会から規制緩和と競争社会へ/斎藤日出治
競争と分断の共進化から連帯と協同の共進化へ シリーズ連載(3) ― 関西生コンの社会闘争が切り開いた地平 ― 大阪労働学校・アソシエ副学長 斉藤日出治 ■参考文献―― ●五十嵐慶喜・…