カテゴリー:格差と貧困
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「コメと野菜でつながろう」プロジェクト《呼びかけ》
コメと野菜でつながろう!―コロナで飯が食えない人が増えている― ぜひ、ご一緒に この世の矛盾が一挙にあふれ出したなあ、そんな思いを抱えながら春の田んぼ仕事が動き出しました。電話の向こうでくぐもった… -
コロナ下、社会の底辺から飢えが広がっている/大野和興
食と農<キャンペーン新シリーズ> 「コメと野菜でつながろう!」と取り組んで見えてきたもの 大野和興さん コロナで世界規模の食糧不安が起こると心配されている。確かに一部の国で輸出取りやめの動き… -
よむ『「反緊縮!」宣言』松尾匡編 世界の政治経済を動かす新座標軸
80年代以降、新自由主義政策をとる各国政府は、「財政難への財政健全化のための緊縮政策」として「身を切る改革」などのヒロイックな切り口上のもと実際は「公」の富を「私」に下げ渡す仕組みばかりが当たり前の時代が…
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地域の力で子らに居場所を 新大阪・NPO あわじ寺子屋の奮闘
社会と暮らし 卓抜な実践例に学ぶ 東京から新大阪駅に近づく新幹線がそこで一段と減速する東淀川高架のすぐ脇に、毎夕暖かな燈が灯る。放課後行き場所のない地域の子どもたちがやがて集まる。NPO<あわじ寺子屋>(大賀喜子… -
書評】ロバート・B・ライシュ『最後の資本主義』を読む(下)/佐藤隆
(前号からのつづき)(4)破産について 破産は元来、人が最初からやり直すために設計された制度で、債権者に平等な損失を配分するものであった。しかし、今日ではやり直せるのは大企業と金融業者だけという様相だ。1984年トランプ・プラザ…
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書評】ロバート・B・ライシュ『最後の資本主義』を読む(上)/佐藤隆 「持てる者」に一方的に有利に変貌する社会のルール
『最後の資本主義』(2016年)の原題は『資本主義を救え saving capitalism』だ。クリントン政権の労働長官を務めた筆者が、21世紀の米国について、余りに金持ちに有利に偏った社会ルールを危惧して「このままでは資本主義が崩壊する」との危
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国内短信】4月から制度・サービスが一斉に値上げ―負担だけが拡大
収入が増えないのに負担だけが拡大 4月から暮らしが変わる 4月から暮らしに関する様々な制度やサービスが代わり、家計を圧迫することになりそうだ。主なものを列挙すれば… 医療サービスでは診察費、入院費などが0・… -
安倍首相がエンゲル係数巡る珍答弁 ― 翌日に「ウィキペディア」捏造
安倍首相がエンゲル係数を巡る珍答弁 生活スタイルの変化? 1月31日の参議院予算委員会で民進党の小川敏夫議員がエンゲル係数(家計に占める食費の割合)上昇のデータを示し、アベノミクスによって困窮度が高まっているこ… -
「グローバリゼーションのエレファントカーブ」の意味するもの(下)/佐藤隆
前号(こちら)からのつづき 4、帝国主義の世界支配からのパワー・シフト [caption id="attachment_20885" align="alignright" width="273"] ブランコ・ミラノビ… -
国際短信】最貧国のスラム拡大/人口の1%が全世界の富の半分を独占
国際援助団体「オックスファム」が2014年に公表した報告書によれば、多くの国で経済格差が拡大しており、世界の富の半分を最も豊かな1%の人々が独占し、99%の人々には残りの半分しか配分されていない。1%の人々の財産は世界の貧しい50%の財産の65倍になる