沖縄特派員報告(7/26)米軍パトカーと深夜の対峙

おはようございます
宜野座付近からの美しい海岸線
 昨晩はゲート奥深く入っても警官が2人対応するだけで、なにも動きがないので2時に引き上げました。7時10分出撃開始です。宿からゲートへ向かう途中の大浦湾が美しい。
(7月26日 07:20)

ゲート前テント設営
テント設営(7/26) 7月26日朝
 7時半からのミーティングで重大な情報がありました。こちらが2時で切り上げて7時に学生たちが監視を始める前の6時頃に大量の作業員と工事車両が入っていったそうです。常にこちらの裏をかいてくる。
我々は毎朝、まずゲートの横にフェンスを利用してテントを張ります。関西生コンの二人も現地の人々を手伝い頑張っています。(7月26日 08:54)

攻防戦開始!
基地建設資材を守る機動隊(7/26) 住民を力づくで排除する機動隊(7/26)
 重機搬入のトラックが来たので阻止行動をとりましたが、機動隊がまた排除にかかり、混乱も起きています。「何で米軍に使われているんだ!」「アメリカの飼い犬!」闘いはこれからです。(7月26日 10:53)

卑怯な仕打ち!
 お昼になったので食事のために基地と反対方向を関西生コンの二人と走行していたら、工事材料を満載した車両2台と遭遇。現地の連絡先がわからないので加藤さんに電話すると共にすぐにトラックを追尾。車を近くに停車させてトラックへ。そこには山城さんが一人だけだった。私は車の下に飛び込む寸前に警官に取り押さえられました。残念!
山城さんはこの卑怯なやり口にはげしい怒りをぶつけていました。「我々の寝込みを襲う、昼休みの手薄な時間を狙い打ち。どこまで卑怯なのか!」そんなわけで決定的瞬間どころか写真は撮れませんでした。(7月26日 12:49)

遅めのお昼
カツ丼650円。量は弁当の倍!
 さっきの昼休み抜き打ち搬入阻止闘争で遅めのお昼です。しかし、普通のカツ丼が650円。昨日の300円の弁当と比べてあまりちがいは……そっか!量が倍あるからか!(7月26日 14:17)

今日もさまざまな人たちが支援に来ています
共産党の赤嶺さんが激励
 午前に続き午後からもいろいろな人たちが支援に来ています。共産党の赤嶺さんは県知事選挙に翁長さんの立候補を歓迎し、必ず勝利しようと語りました。また輿石さんもあいさつ。
マスメディアも色々来ています。新報とタイムスは毎日きてますが、今日は日テレが来ています。(7月26日 15:24)

米軍パトカーを撃退
 バッテリー切れで夕方以降は報告できませんでしたが、夜7時にゲート前に行きました。山城さんと安次富さんがいました。山城さんはいつ寝てるんだろう?
 やがて糸数慶子さんが豪華な差し入れを持ってやってきました。「ケイコとヒロジ」を真ん中にみんなでカチャーシーで歓迎会。ハーメルンの赤いクラリネットが糸数さんを踊らせてしまった。
 我々は12時までゲート奥深く入ってデモ行進。いままでは警官2人が困った顔で制止を試みるだけでしたが、突然米軍のパトカーが出てきて警報音で威嚇する!英語でなにか激しく怒鳴って来ました。どうも外に出るのに邪魔だからどけ、ということらしい。
 俄然緊張するゲート前!「カービン銃で撃ってみろ」「マリーンズゴーアウト」口々に叫ぶ市民。間でオロオロする2人の若い警官。米軍兵士は偉そうに我々をにらめつけ、日本人の軍警を呼んで何事か指示。2車線あるんだから、空いてる方へ移動すりゃ済むのに。彼らが日本人を、沖縄人をどう思っているかが分かる。そんな米兵にアゴでつかわれる情けない日本の軍警。結局、パトカーがもと来た道を戻って行きました。大勝利!我々は大いに溜飲を下げました。
(7月27日 07:27)

—————————————————-
闘争現地への行き方
 沖縄には簡単に来られます。羽田から那覇まで3時間程度、チケットは1万5千円ていどからあります。那覇空港から高速バスで約1時間半乗ると「世富慶」よふけのというところに着きますそこから歩道橋を渡った向かい側のバス停から77番のバスに乗って下さい。バス代は合計2500円くらいです。宿は現地の人に聞いて下さい。なんかどこかあります。素泊まり2千円くらいからありますよ。
 暑さには気をつけて下さい。半袖はやめたほうがいい。なるべくつばの深いもので、日焼け止めクリームは必需品です。
 さぁ!きたれ沖縄へ!みんなが君を待っている!

安倍政権の横暴性 県民にこそ正当性がある(琉球新報2014年7月27日)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-229160-storytopic-53.html

 これほど沖縄と敵対する政権が過去あっただろうか。住民運動へのどう喝、かく乱、だまし討ち。普天間飛行場の名護市辺野古への移設を強行する安倍政権の横暴性が、いよいよ露骨になってきた。県民はいま「県内移設ノー」の訴えを平然と押しつぶす政権の横暴と差別性を目の当たりにしている。

 海底ボーリング調査に向け、夜間や未明にキャンプ・シュワブへ資材が搬入された。住民からは「だまし討ち搬入を許さない」という抗議の声が上がった。基地反対運動の裏をかく沖縄防衛局の常とう手段であり、県民の声を切り捨てる安倍政権の抑圧的な性格もここに表れている。

 中城海上保安部がシュワブ沖500メートルにある長島に設置した「使用・立入禁止」と記した看板も不可解だ。上陸時に利用する桟橋の使用を禁じたものだ。長島は常時立ち入り禁止とされる「臨時制限区域」の境界線近くに位置する。
 保安部は「島自体への立ち入りを禁止するものではない」と説明する。ところが桟橋を使わなければ上陸は困難といい、保安部の説明は全く理解できない。島自体への立ち入りを事実上禁止しており、抗議行動を封じ込める狙いがあることは明らかである。

 これらを見るだけでも、普天間飛行場の辺野古移設に固執する安倍政権には民主主義を踏まえた正当性が存在しないことが分かる。辺野古沿岸部を埋め立て、新基地を建設するためには手段を選ばないという乱暴さが前面に出ている。
 このようなことが日本の他地域で許されるとは到底思えない。もしも沖縄ならば可能だと安倍晋三首相が考えているのであれば、この政権が抱える差別性の極みである。

 「辺野古の海を守ろう」という県民の訴えは海外でも共感を広げている。海外識者による米軍普天間飛行場即時返還と辺野古新基地建設反対の声明には1万1700人余が賛同の署名を寄せた。
 昼夜を問わず抗議行動を続ける住民と、それを支える県民世論にこそ正当性がある。沖縄防衛局がボーリング調査を強行しようとしている今、そのことをあらためて確認したい。
 シュワブ第1ゲート前では基地移設に反対する住民と県警の激しいもみ合いが連日続いている。県民と敵対する政権は許されない。安倍政権は沖縄への抑圧や差別性を改め、直ちにボーリング調査を断念し、移設計画を見直すべきだ。

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